サロンの電子カルテ・顧客管理|予約と施術履歴をつなぐ

Leporto のサロン向け電子カルテは、予約 1 件ごとにカルテを残し、お客様の来店の履歴として積み上げる仕組みです。カルテの項目は店で決められ、項目と写真ごとに「お客様に表示」を切り替えると、お客様は LINE で自分のカルテを見られます。写真・動画、施術中の会話から作る音声カルテ、来店前の Web 問診の回答も、同じお客様の記録に入ります。

このページでは、予約と施術の記録のつながり、記録の形とスタッフでの共有、お客様に見せる範囲、紙や今のシステムからの移し方を、実際の画面で説明します。Leporto のカルテはサロンの施術の記録で、医療機関の電子カルテ(診療録)やレセプトとしては使えません。

予約と施術記録を結び付ける

予約・顧客・施術履歴の関係を実画面で示す

Leporto では、電子カルテが予約管理と顧客管理のシステムの中にあり、予約システムとカルテを別々のツールで連携させる必要はありません。カルテは、お客様の予約の詳細の中にあります。管理画面の顧客管理でお客様を開き、予約を選ぶと、左に予約の内容(日時・メニュー・追加メニュー・店販・担当スタッフ・支払い)、右にカルテが並びます。前回の予約日や音声録音の件数も、同じ画面に出ています。

管理画面の予約の詳細にあるカルテ。上に「お客様に表示中:項目 3/4・写真 2/3」と「全部見せる」「全部隠す」のボタン。営業報告の備考の文と、聴取内容 4 項目(施術箇所・力加減・体調・ホームケア提案)が並び、体調だけ「非表示」、ほかは「お客様に表示」になっている(表示はデモデータ)

画面のお客様・施術の内容はデモデータです。

予約とカルテが同じ記録にあるので、会計(Leporto の POS を使う場合)や回数券の消化とも記録がつながります。スタッフのアプリでカルテを開くと、回数券の残り回数も上に出ます。

業種別の記録項目例

カルテの項目(聴取内容)は店で決めて登録します。入力の形は、1 行・複数行の文や、★の 5 段階などから選べます。デモの店舗では、業種ごとに次のような項目を作りました。

業種項目の例(デモの店舗で作ったもの)
美容室今回のご要望、使用したカラー剤、髪のコンディション、ホームケアのアドバイス、次回のおすすめ
ネイルサロン爪の状態、デザイン、使用カラー、長さ・形
整体院施術箇所、お悩み、施術前後の姿勢、セルフケアの提案
リラクゼーションサロン施術箇所、力加減、体調、ホームケア提案

項目の例は説明用のデモで、決まった型ではありません。業種ごとに何を記録するかは、サロンのカルテ テンプレートに美容室・ネイル・マツエク・エステ・整体・ジムの 6 種類の用紙と一緒にまとめています。

スタッフが同じ書き方で残せるよう、カルテのメモのテンプレートも作れます。スタッフがアプリで作ったメモの型は、店舗のスタッフ全員が使えます。

美容室で電子カルテを使う場合

美容室の電子カルテでは、使用したカラー剤、髪のコンディション、次回のおすすめのように、次の施術の提案に使う項目を店で作っておきます。配合のような細かい内容は、複数行の文の項目にすれば、文のまま残せます。

カラーの前後やスタイリングの仕上がりの写真はカルテに付け、お客様に見せる写真だけを「表示中」にします。担当のスタイリストが替わっても、顧客管理から過去の予約とカルテを順に見返せるので、前回の色味を確かめてから提案できる作りです。美容室の予約の枠の組み方とあわせた使い方は、美容室向け予約システムで説明しています。

記録形式とスタッフ共有を確認する

写真・動画・音声・手書きの対応表

記録の形Leporto での扱い条件
文店で決めた項目に入力。備考も残せます—
写真カルテに付け、お客様に見せる写真を選べます。お客様に見せないスタッフメモ写真も残せます—
動画カルテに付けられます。動画の AI 自動編集もあります容量は 5GB まで無料。追加は 100GB ごとに月 1,000 円(税込 1,100 円)
音声施術中の会話を録音する音声カルテ。AI がカルテの下書きを作ります下書きを作る設定を店舗でオンにします
紙・手書き紙のカルテは、PDF などのデータにしていただければ取り込みの相談ができます紙のまま預かって入力する作業は行いません。読めない手書きの字は入力できません

写真は、管理画面のカルテで 1 枚ずつ「表示中」と「非表示」を切り替えて選びます。施術の前後の写真をお客様と共有し、施術の位置などのメモの写真は店の中だけに残す、といった分け方ができます。

管理画面のカルテの写真の欄。お客様用の写真 3 枚(施術前・施術後・姿勢チェック)のうち 2 枚が「表示中」、1 枚が「非表示」。その下に「お客様には共有されません」と書かれたスタッフメモ写真が 1 枚ある(表示はデモデータ。写真はデモ用の画像)

写真は人の形を描いたデモ用の画像で、実際の施術の写真ではありません。

音声カルテとAIの下書き

音声カルテでは、施術中の会話を録音して残し、AI がカルテの下書きを作ります。話している人を聞き分けるので、ジムなどで 1 人のスタッフが何人かを同時に見る場面でも音声を分析できます。録音と下書きはスタッフのアプリで扱い、管理画面で決めるのは下書きを作るかどうかです。

管理画面のスタッフ用アプリ設定。「会話からカルテの下書きを作る」のスイッチがオンで、録音した会話を名前や電話番号を伏せて AI に渡し、スタッフが確かめて保存したときだけカルテに入るという説明。その下に、カルテのメモのテンプレート 2 件(肩こり・初回、ヘッドスパ)の名前・本文・作ったスタッフ(表示はデモデータ)

画面の説明のとおり、録音した会話は名前や電話番号を伏せて AI に渡します。下書きは、スタッフが確かめて保存したときだけカルテに入ります。テンプレートの名前・本文・スタッフ名はデモデータです。音声カルテの詳しい使い方は、音声カルテの機能のページ(/features/voice-karte/)で紹介する予定です。

スマホのアプリで記録する

スタッフ用のアプリでは、カルテを開いて書くほか、施術中の会話の録音、来店前の事前アンケートの確認ができます。美容室やネイルサロンで、施術の合間にカルテアプリで前回の記録を見返したい場合は、このスタッフ用のアプリを使います。美容室の顧客管理をスマホで行いたい場合は、カルテはスタッフ用のアプリで、お客様の一覧などの管理画面の操作はスマホのブラウザで行う形です。

スタッフの閲覧・編集範囲

カルテは、店舗の管理画面(スマホのブラウザでも使えます)と、スタッフ用のアプリ・LINE の中で開くスタッフ用の画面から見られます。多店舗の場合は、子管理者を担当の店舗だけに絞ってログインさせられます。

予約を断るお客様を登録したり、別に「要注意人物」として登録して店舗のメンバーで共有したりもできます。スタッフが替わっても、注意の必要なお客様の情報を引き継げます。

スタッフごとに見られる項目や編集できる範囲をどこまで細かく分けられるかは、店の体制をうかがったうえで導入相談で確かめます。

来店前の問診と同意を記録に入れる

Web問診・顧客アンケート

来店前に、Web でカウンセリングシート(問診)を入力してもらえます。質問は、自由に書く欄、複数の選択、★の評価、日付などの形で作れます。回答は予約にひもづき、スタッフのアプリのカルテに「事前アンケート」として出るので、施術の前に読んでおけます。

左はお客様の画面のご来店前アンケートで、今回のご要望、気になるお悩み(複数選択)、前回の仕上がりの満足度(★)、アレルギーや肌の弱さ、前回のカラー・パーマの時期の質問が並ぶ。右はスタッフアプリのカルテを Web で写した見本で、事前アンケートの回答と、営業報告の備考・ヒアリング項目が並ぶ(表示はデモデータ)

アンケートの質問と回答はデモデータです。右はスタッフアプリの画面を Web で写した見本です。

初回に何を聞くかは、カウンセリングシートの項目例で業種別に紹介しています。

同意を事前にもらう

同意書の専用の機能はありませんが、顧客アンケートで事前に同意をもらえます。施術の注意点への同意や、写真を撮ってよいかの確認などを、来店前のアンケートに入れておく使い方です。Web 上での署名の機能はありません。

お客様に見せる項目と写真を選ぶ

カルテの項目と写真は、1 つずつ「お客様に表示」を切り替えられます。新しく書いた項目を最初から見せるかどうかも、カルテ項目の設定で決めておけます。すべての項目を一度に見せる・隠すボタンも画面の上にあります。

お客様は、LINE から開くマイページの「カルテ」で、来店日ごとに、表示にした項目と写真を見られます。お客様向けのアプリはありません。

お客様の画面。左は LINE から開くマイページのカルテで、来店日・予約番号・メニュー・担当スタッフと、聴取内容(今回のご要望、使用したカラー剤、髪のコンディション、ホームケアのアドバイス)。右は同じカルテの続きで、次回のおすすめと写真 4 枚、前回の来店日の行が並ぶ(表示はデモデータ。写真はデモ用の画像)

お客様の名前・カルテの内容・写真はデモデータです。

ホームケアの提案や次回のおすすめを見せておくと、お客様が家で読み返せます。体調や施術のメモのように店の中だけで使う項目は、非表示のままにします。

検索・出力・移行を試す

引継ぎ・データ出力

カルテは予約ごとにお客様の記録に積み上がるので、担当が替わっても、顧客管理からそのお客様の過去の予約とカルテを順に見返せます。写真・事前アンケート・営業報告が同じ画面にまとまります。

予約や顧客のデータは、API で外に出せます。個人情報の保護のため、API ではお客様の名前は取れません。ChatGPT や Claude からデータを読むこともできます。

紙や既存システムからの移行範囲

ほかの予約システムから乗り換えるときは、過去の来店記録(予約・カルテ・写真)まで基本的に取り込めます。紙のカルテは、PDF などのデータにしていただければ取り込みの相談ができます。紙のまま預かって入力する作業は行わず、読めない手書きの字は入力できません。

設定の代行を頼む場合、初期費用は 1 店舗 30,000 円(税込 33,000 円)で、元のシステムからのデータ移行を含みます。自分で設定する場合は無料です。

紙のカルテを電子にするときに、どこまで移すか、個人情報をどう扱うかは、紙カルテを電子化する手順で説明しています。Leporto での個人情報の扱いはプライバシーポリシーをご確認ください。

料金

カルテは、予約管理と同じ契約で、ライトでもスタンダードでも使えます。オーナーとスタッフ 1 名まで(オーナーが店に立たない場合は店長とスタッフ 1 名)の店はライト、スタッフがそれより多い店や、分析などの経営改善の機能も使う店はスタンダードが合います。金額と、動画の容量を増やすときの料金は料金・プランをご覧ください。

できること・できないこと

項目できることできないこと・条件
記録の単位予約 1 件ごとのカルテ、店で決めた項目、メモのテンプレート—
お客様との共有項目・写真ごとに「お客様に表示」を切り替え、LINE で見せるお客様向けのアプリはありません
写真・動画写真、動画、動画の AI 自動編集動画は 5GB を超えると 100GB ごとに月 1,000 円(税抜)
音声音声カルテ、話す人の聞き分け、AI の下書き下書きはスタッフが確かめて保存したときだけカルテに入ります
問診・同意Web 問診、顧客アンケートでの事前の同意同意書の専用の機能と Web 上の署名はありません
注意の必要なお客様予約を断るお客様の登録、要注意人物の共有—
移行過去の来店記録(予約・カルテ・写真)を基本的に取り込み。紙は PDF などのデータで相談紙のまま預かって入力する作業は行いません
医療・保険—医療機関の電子カルテ(診療録)・レセプトとしては使えません。現時点では保険請求の機能はありません

整骨院・鍼灸院などで必要な機能は、ご要望をお聞かせください。

関連する業種

業種ごとのカルテの使い方は、次のページで説明しています。

よくある質問

美容室の電子カルテとして、カラー剤の配合も残せますか

残せます。カルテの項目は店で決めるので、「使用したカラー剤」のような項目を作れば配合を文で残せ、カラーの前後の写真も同じカルテに付けられます。

医療機関の電子カルテとして使えますか

使えません。Leporto のカルテはサロンの施術の記録です。現時点では保険請求の機能もありません。

カルテの項目は自由に決められますか

決められます。項目の名前と入力の形(1 行・複数行の文、★の評価など)を店で登録します。項目ごとに、お客様に見せるかどうかも切り替えられます。

写真や動画はどれくらい保存できますか

写真はカルテに付けられ、動画は 5GB まで追加の料金なしで保存できます。それ以上は 100GB ごとに月 1,000 円(税込 1,100 円)です。

紙のカルテを移せますか

紙のカルテは、PDF などのデータにしていただければ取り込みの相談ができます。紙のまま預かって入力する作業は行わず、読めない手書きの字は入力できません。ほかの予約システムからは、過去の来店記録(予約・カルテ・写真)まで基本的に取り込めます。

お客様はカルテをどこで見ますか

LINE から開くマイページで見ます。店舗が「お客様に表示」にした項目と写真だけが出ます。

導入のご相談

今のカルテの残し方(紙・ほかのシステム・写真の保存先)と、記録したい項目をうかがったうえで、Leporto でどう記録と共有を組めるかを一緒に確かめます。デモのご希望や導入のご相談は、お問い合わせからお送りください。

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